私は小学生のころから車好きでした。ドライブを楽しむというより、移動手段とか、メカニズムとかに興味が強く、親父が買った「メカニック」とかいう車雑誌−特に整備士さんの整備日誌みたいなページ−を読み漁っていました。
当時は「車に乗れたら、どこでも行けるのに〜なぁ」と思っていましたが、小学生の自分では車は運転できないので専らの移動手段は当然、自転車。
憧れのサイクリング用自転車を買ってもらい、小中学校の頃は自転車があればどこでも行けるとまで思っていたくらい、自転車に乗り倒していました。
しかし、大人になり、働いて好きだった車にも乗れるようになって、移動手段はほぼ車。25年間くらい自転車は持っていませんでした。
しかし、引っ越しがきっかけで、通勤時の駅までの手段として買ったのが今の我が愛車、
「カプチーノ(米国KHS社製)」。
この自転車、先進的な技術が導入されたというものでもなんでもない、どこにでもある小径タイヤの6段変速自転車なんですが、デザインがかわいくて一目ぼれして買ってしまいました。購入時に仕事用のカバンを乗せる前かごと、グリップ変速機が嫌だったので、プッシュ式の変速機に替えました。
それから通勤やちょい乗りにもう10年以上乗っています。
パンク修理、ハンドルグリップ交換、ブレーキワイヤー交換などなど、小学生の頃はできなかった自転車の整備も自分でできるようになった今、時々手入れしてきれいにしながら、まだまだ乗っていきたいなぁと思っています。