しらおのおひまサイト

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虫回し(又はバルブコア回し)

メンテナンスに欠かせない工具の話
今回は前回に引き続きタイヤ関連で、空気を注入するバルブ部分についている虫(バルブコア)の取り外し、取付に使用する工具。
バルブコアは空気を入れることができ、逆に抜けないようにする所謂逆止弁的な構造になっていて、チューブやチューブレスタイヤ内に入れた空気を漏れないように保持する重要なパーツです。
そのバルブコアですが、パンクでチューブを交換する際は取り外して手早く空気を抜くために、あるいは、バルブコアそのものが悪くて空気漏れしている場合はバルブコアを交換のために、虫回しが必要です。

やはり、チューブタイヤのバイクに乗るならタイヤ交換やチューブ交換のために、持っておくのが良いでしょう。私は、ツーリングでは、2番目の写真のバルブキャップと兼用になったタイプを使っています。
バルブコアツール(リンクは写真のものとは異なります)

虫回し付きエアバルブキャップ
私は長距離の林道ツーリング(例えば四国のスーパー林道など)に行く時は、ちょっと荷物になりますが、一般的な工具に加え、パンク対策に前後輪用チューブ+バルブコア、虫回し、タイヤレバー、空気入れを持って行ってます。
スタンドがない林道でタイヤ交換する際のタイヤの浮かせ方などはいろんな方がYouTube動画をあげられてますのでそちらを参照ください。もし、自分がチューブ交換できず、ショップにやってもらう場合でも、ショップに適合するチューブがないことも多いので、持っているとすぐに直してもらえるので安心です。
<パンク対策機材>(私が実際にもっていっているもの)

余談ですが、写真の丸い缶のようなものは、今はガソリンスタンドではガソリンを入れることができないガソリン缶です。
長距離林道に入るとき、皆さんはどうされてるんでしょうかねぇ?

#バルブコア #虫回し #チューブタイヤ #パンク対策 #林道ツーリング #メンテナンス
書いた人 しらお | comments(0) | trackbacks(0) |




ニップル回し(あるいはスポークレンチ)

メンテナンスに欠かせない工具の話
ニップル回しはスポークホイールに使用する工具です。
一般的に、
オフロードバイクは、スポークホイール+チューブタイヤ、
オンロードバイクは、キャストホイール+チューブレスタイヤ
の組み合わせとなっています。理由は以下の通り。それぞれの利点、欠点から、用途に合った組み合わせとなっています。

スポークホイール:
(利点)キャストホイールに比べクッション性が高いこと
(欠点)メンテナンス性が悪いこと
キャストホイール:
(利点)剛性が高いこと
(欠点)クッション性が低いこと
チューブタイヤ:
(利点)柔軟でチューブが破れなければ、空気漏れ(パンク)せず、破れても修理しやすいこと
(欠点):寿命が短いこと
チューブレスタイヤ:
(利点)丈夫でパンクしにくく長持ち
(欠点)ホイールリムがゆがむなどしてホイールとタイヤとのシールが破れると空気漏れ(パンク)してしまうこと

たまに、オフロードバイクやモタードとかのスポークホイールにチューブレスタイヤを履かせているのを見ますが、それは、チューブレスキットというものを使用して、ニップルの部分から空気が漏れないようしています。この辺りはまた別の機会に話をするとして、前置きが長くなりましたが、今回はニップル回しについて。

ニップル回しは、スポークの張りを調整し、ホイールがゆがまないよう、タイヤがまっすぐ回転するように調整するのに使います。
当然、新品の時にはメーカーがスポークの張りを調整してくれているので問題ないのですが、オフロードバイクは荒地を走り回るのでスポークが緩み、バランスが崩れてタイヤがまっすぐ回転しなくなってきます。そこで、ニップル回しが必要となります。
スポークとニップルの構造は、スポークの先端がネジ形状に、ニップル側がナット形状になっているので、ニップルを回すと、スポーク長が、長くなったり、短くなったりして、ホイール全体の張りを調整できるようになっています。


でも、ホイールの振れを調整するには、ホイールを外して、ホイールバランサーに乗せて調整していくことになるけど、ホイールバランサーなんて持ってないよなぁ、では、どうするか?
バイクをフロントタイヤが手で回せるようにスタンドに乗せる(フロントタイヤを浮かせる)。
この状態でホイールを回すと、スポークが緩んでいればタイヤが左右に振れます。これで、スポークを張りながら振れ幅を調整すればよいのですが、左右への振れ幅が確認できませんので、どうやって確認するか?答えは写真をご覧ください。



私の場合は、フロントのブレーキホースと、スピードメーターケーブルにタイラップを取り付けています。
スポークが緩んでいると、下の絵に示すaとbの距離がホイール回転中に変化します。この距離aとbが、ホイールを回転させている間、ずっと同じ距離を保って回転するのが理想的ですので、aとbの距離がホイール回転中同じになるよう、ニップル回しでニップルを回わして、aとbの距離が一定になるように調整します。

なお、タイラップの先端をニッパーで切って尖らせると見やすいです。これでホイールバランサーは要りません(#^^#)
因みに、振れの調整のために、どのスポークを張ればよいかは何度かやっているとわかってきます。基本は振れ幅が大きいところを中心にスポークを張ったり緩めたりしていくことで振れ幅が小さくなっていきます。

#ニップル回し #スポークホイール #オフロードバイク #メンテナンス #ホイールの振れ #ホイールバランサ不要
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